「何度も転んでも、立ち上がるたびに成長する!『はけたよ、はけたよ』が教えてくれる小さな挑戦の物語」
子どもたちが新しいことに挑戦する姿は親にとって心温まるものです。でも、失敗が続くと「もうやりたくない!」と拗ねてしまうことも…。そんな時、この絵本『はけたよ、はけたよ』を手に取れば、子どもの心に勇気と笑顔が灯ります。たつくんの奮闘を通じて、小さな成功の喜びを一緒に体感してみませんか?

うちの子もパンツはくのに苦戦してたよね~、懐かしい!

そうそう、たつくんみたいに何度も転びながら頑張ってたわ。
あおぱぱ評価(あおぱぱの独断と偏見による感想です)
- ストーリーの面白さ (9点): たつくんの奮闘がユーモラスで親子で楽しめる展開です。
- イラストの魅力 (10点): 柔らかなタッチと色使いで、物語を鮮やかに演出しています。
- 教育的要素 (8点): 挑戦する大切さと自己肯定感の育成に優れています。
- 年齢適性 (10点): 2~5歳の子どもにピッタリな優しいテーマと内容です。
- 再読価値 (9点): 親子で繰り返し楽しめる、温かさと学びの詰まった一冊。
作品の情報
書名:はけたよはけたよ
著者:作: 神沢 利子 絵: 西巻 茅子
出版:偕成社
ページ:32ページ
あらすじ
たつくんは、パンツをひとりではくことができません。何度も挑戦しては転んでしまい、ついには「もうパンツなんかはかない!」と外に飛び出します。動物たちに笑われながらも、新しい発見とちょっとした工夫で、自信をつけていくたつくん。彼が最後にたどり着いた「大成功」の瞬間にきっと心がほっこり温まります。
絵本の感想
『はけたよ、はけたよ』は、子どもの成長過程で直面する「自分でやる!」という挑戦の大切さを描いています。たつくんの失敗から始まる物語は、親子で笑いながら読み進められるストーリー展開と、個性豊かな動物たちの登場で飽きさせません。繰り返されるコミカルな場面と、最後にたつくんが成功する場面は、読者に達成感を分かち合う感動をもたらします。
挿絵について
『はけたよ、はけたよ』の挿絵は、温かみのある柔らかなタッチで描かれており、子どもたちの心を惹きつける魅力にあふれています。明るい色彩とユーモラスな動きのあるキャラクターたちは、物語に命を吹き込むように生き生きとしており、たつくんの奮闘や動物たちの表情豊かなリアクションが見事に表現されています。
特に、たつくんが片足で頑張って立とうとする場面や動物たちに囲まれるシーンでは、絵から楽しさと挑戦のエネルギーが伝わってきます。また、背景の黄色や緑などの暖色系の色使いが、物語の明るい雰囲気をさらに引き立てています。
親子でページをめくりながらこの挿絵を楽しむことで、子どもたちは物語の世界に自然に入り込むことができるでしょう。また、たつくんのお母さんが登場する場面の優しさや、たつくんの努力の場面のコミカルさは、親子で共感を呼び起こすような温かい演出です。この絵本は、ストーリーだけでなく、挿絵そのものも大きな魅力となっています。
絵本の対象年齢
2歳~5歳。小さな子どもが初めて「自分でやる!」に挑戦するタイミングにピッタリです。
教育的効果
- 挑戦と失敗の重要性
挑戦には失敗がつきもの。たつくんの姿は、何度も転びながらも努力を続けることの価値を教えてくれます。 - 自己肯定感の育成
「できた!」という達成感が自己肯定感を育てる一歩に。たつくんが自信を持つ姿を子どもたちも真似したくなるはず。 - 親子のつながり
最後にお母さんが優しく手助けする場面は、親の愛情と支援の大切さを伝えます。
読み聞かせのポイント
読み聞かせの際は、たつくんが片足で立とうとする場面では子どもと一緒に真似をし、動物たちのセリフは声色を変えて感情を込めて読むことで、物語に引き込まれる楽しい時間を作りましょう。
まとめ&あおぱぱチェック
たつくんの物語は、子どもたちに「挑戦してもいいんだよ」というメッセージを優しく伝えます。親子で読むことで、日々の小さな挑戦を応援する気持ちを共有できる絵本です。
ぜひ、『はけたよ、はけたよ』を親子の読書タイムに取り入れて、たつくんの冒険を一緒に楽しんでみませんか?
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