赤ちゃんとこねこのふれあいが描く、癒しと成長の絵本。
赤ちゃんとペットのこねこが繰り広げる小さなドラマには思わず心が和みます。この絵本は、赤ちゃんのいる家庭だけでなく、誰もが温かい気持ちになる一冊です。子どもたちが「優しさ」を学ぶきっかけにもなりますよ。
絵本の中の文章は、日本人の耳になじみやすい五・七・五のリズムでつづられています。リズム感がなんとも心地の良く読むほうも聞く方も楽しめる絵本です。

ことちゃんとこねこの関係がすばらしいね

ほんと、読んでるだけでニヤニヤしちゃう
あおぱぱ評価(あおぱぱの独断と偏見による感想です)
- ストーリーの面白さ (7点): 日常の小さなドラマが温かく描かれ、ほっこり楽しめます。
- イラストの魅力 (10点): 柔らかく繊細なタッチで、キャラクターの愛らしさが際立ちます。
- 教育的要素 (8点): 他者への優しさや共感を学ぶ、幼児向けのよい教材です。
- 年齢適性 (9点): 0〜3歳の幼児にぴったり。親しみやすい表現が魅力的です。
- 再読価値 (9点): 短い物語とリズミカルな文で、何度も読みたくなります。
作品の情報
書名:ことちゃんとこねこ
著者:作: 堀本裕樹 絵: 吉田 尚令
出版:ほるぷ出版
ページ:24ページ
あらすじ
赤ちゃんのことちゃんと、かわいいこねこが一緒に過ごす一日。こねこの耳を引っ張って怒られたり、こねこに頬を舐められて笑ったり…。ふたりが少しずつお互いの存在を受け入れ、心を通わせていく様子が、ほっこりとしたタッチで描かれています。
絵本の感想
『ことちゃん こねこ』は、赤ちゃんと動物のふれあいを繊細に描いた絵本です。シンプルな五・七・五調の言葉とかわいらしいイラストで、幼い子どもたちにも分かりやすく共感を引き出します。何気ない日常の中に隠れた「愛情」を見つける喜びがあります。
挿絵について
『ことちゃん こねこ』の挿絵は、優しく繊細なタッチで描かれ、物語の温かみを引き立てています。特に、ことちゃんとこねこの感情の交流が巧みに表現されており、見るだけで心がほっこりする作品です。
また、ことちゃんの笑顔や涙がリアルに描かれており、読者が共感しやすい仕上がりになっています。その柔らかな表情からは赤ちゃん特有の無邪気さが伝わってきます。
挿絵全体から伝わる優しさと愛らしさが『ことちゃん こねこ』の大きな魅力です。親子でページをめくるたびに、心が温まる瞬間を感じられる絵本といえます。
絵本の対象年齢
0歳から3歳の乳幼児向け。やさしいストーリーなので、初めての読み聞かせにもぴったりです。
教育的効果
- 優しさと共感
ことちゃんとこねこのふれあいは、他者を思いやる気持ちを育てます。 - 感情の表現
怒ったり笑ったりする様子が描かれ、感情を言葉にする力が育まれます。 - 赤ちゃんと動物の関係
ペットとの関わり方を学ぶ、よいきっかけとなる内容です。
読み聞かせのポイント
『ことちゃん こねこ』は短くリズムのある文章が特徴的です。
赤ちゃんが聞きやすいように落ち着いたトーンで読むことをお勧めします。
また、擬音を楽しむために「ぎゃぎゃぎゃ」や「ぷりぷりぷん」などの音を強調すると子どもたちが興味を持ちます。
まとめ&あおぱぱチェック
『ことちゃん こねこ』は、赤ちゃんとペットの心温まる交流を描いた絵本です。優しさや共感を学ぶ良い機会になるだけでなく親子で笑顔になれる一冊です。ぜひ、この絵本を手に取り、大切な時間を楽しんでみませんか?
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