どんな困難にも立ち向かう勇気と、周りを想う優しさが詰まった名作絵本!
「子どもの頃、どんなヒーローに憧れましたか?」ヒーローがただ強いだけでなく、優しさや思いやりを持っていると心に残る存在になりますよね。そんなヒーローの代表が「あんぱんまん」。今日は、子どもたちに勇気と希望を与える『あんぱんまんとばいきんまん』をご紹介します。

あんぱんまんはホントに子どもに人気だね。

もしかしたら、アニメはよく見るけど絵本はあまり馴染みがないんじゃないかしら。
あおぱぱ評価(あおぱぱの独断と偏見による感想です)
- ストーリーの面白さ (8点): シンプルながらもヒーローの成長が描かれ、ストーリに引き込まれます。
- イラストの魅力 (10点): 色彩やキャラクターの表情が魅力的で子どもたちを夢中にさせます。
- 教育的要素 (8点): 勇気や思いやり、創意工夫の大切さが自然に学べます。
- 年齢適性 (9点): 幼児から小学校低学年まで幅広い年齢層が楽しめる内容です。
- 再読価値 (10点): 何度読んでも新たな発見があり、親子で繰り返し楽しめます。
作品の情報
書名:あんぱんまんと ばいきんまん
著者:やなせたかし/作・絵
出版:フレーベル館
ページ:28ページ
あらすじ
パン職人のジャムおじさんは体調を崩しパン作りができなくなります。その原因は、空を覆う黒い雲と不気味なばいきんまんの存在でした。あんぱんまんは、ジャムおじさんと世界中の子どもたちを守るために立ち上がります。苦難を乗り越え、ばいきんまんをやっつけられるのか?勇敢なあんぱんまんの冒険が始まります!
絵本の感想
『あんぱんまんとばいきんまん』は、シンプルなストーリーの中に勇気、優しさ、そして仲間を思いやる気持ちが詰まっています。あんぱんまんが何度も困難に立ち向かう姿には大人でも胸が熱くなるでしょう。また、ばいきんまんのコミカルな描写が子どもたちの笑顔を引き出します!
挿絵について
『あんぱんまんとばいきんまん』の挿絵は、やなせたかしさん独特の温かみとユーモアが感じられる作品となっています。それぞれのシーンが鮮やかでダイナミックに描かれており、物語の世界観をより鮮明に伝えてくれます。
空から落下するあんぱんまんのシーンや、ジャイアントあんぱんまんが登場する場面など、劇的な構図とキャラクターの動きが力強く描かれており、読む人を一気に物語へ引き込みます。特に空を背景にした挿絵は、壮大なスケール感が際立っています。
これらの挿絵は物語の進行に合わせて感情を盛り上げ、読者の想像力を刺激する素晴らしい役割を果たしています。絵本を通して伝えたいメッセージが、視覚的にも豊かに表現されている点が『あんぱんまんとばいきんまん』の大きな魅力です。
絵本の対象年齢
3歳から小学校低学年くらいまで。簡単な言葉で書かれているため、小さなお子さんでも楽しめます。
教育的効果
- 愛と勇気
まさにこれ。
あんぱんまんが黒い雲に飛び込む場面は、恐怖を乗り越えた挑戦の象徴です。子どもたちに「困難に立ち向かう勇気」を教えます。 - 思いやりと利他心
パンを焼き直して子どもたちに届ける姿は、他人を思いやる心の大切さを示しています。 - 困難を乗り越える工夫
ジャムおじさんがジャイアントあんぱんまんを作るアイディアは、困難を解決する創造力を教えてくれます。
読み聞かせのポイント
あんぱんまんの勇気ある台詞や、ばいきんまんの悪役らしい台詞には、声色やトーンを使って感情を込めて読んでみましょう。たとえば、ばいきんまんの「ひゃあー、たすけて!」というセリフは、大げさなくらいに驚いた声で読むと子どもたちが笑顔になります。
まとめ&あおぱぱチェック
『あんぱんまんとばいきんまん』は、困難に立ち向かう勇気、他者への優しさ、そして最後まであきらめない心を教えてくれる絵本です。親子での読み聞かせを通じて、子どもたちの心に素敵なヒーロー像を刻んでみませんか?
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