「3びきのやぎくん」— 勇気と知恵で挑む冒険!『3びきのやぎくん』

小さなやぎから大きなやぎまで、知恵と勇気がトロルを倒す!家族で楽しめるスリル満点の絵本。

「怖いものには立ち向かえない…?」そんな子どもの不安に寄り添い、知恵と勇気を教えてくれる物語が『3びきのやぎくん』です。やぎたちがトロルに挑む姿は読者に大きな勇気を与えてくれるでしょう。
この絵本は、大人気の「大きなかぶ」と「3びきのやぎくん」の2話が収録されています。本稿では「3びきのやぎくん」について紹介します。

あおぱぱ
あおぱぱ

一番大きなやぎくん、強すぎてかっこいい!

あおまま
あおまま

最後に帰れなくなるのが面白いオチよね!

あおぱぱ評価あおぱぱの独断と偏見による感想です

  • ストーリーの面白さ (9点): 緊張感とユーモアが絶妙で、最後まで飽きさせない展開
  • イラストの魅力 (8点): キャラクターの表情と動きが豊かで、物語に活気を与える
  • 教育的要素 (7点): 知恵と勇気の大切さを教えるが、若干単純な部分もある
  • 年齢適性 (8点): 4歳から小学校低学年まで楽しめる、広い対象年齢層
  • 再読価値 (9点): 繰り返し読みたくなる展開と、毎回新しい発見がある内容

作品の情報
書名:3びきのやぎくん
著者:文:三木 卓 絵:西巻 茅子
出版:講談社
ページ:35ページ

あらすじ

3びきのやぎくんたちは、美味しい草を食べるために山へ向かいます。しかし、途中にかかる橋の下には恐ろしいトロルが…。小さなやぎから順番に橋を渡り、最後に登場する一番大きなやぎくんがトロルに立ち向かいます。果たしてやぎくんたちは無事に山に辿り着けるのでしょうか?

絵本の感想

『3びきのやぎくん』は、スリルとユーモアが絶妙に交差する物語です。トロルとの対決シーンは、子どもたちが手に汗握るスリリングな展開。一方で、ラストのやぎたちが食べ過ぎて帰れなくなる結末には思わず笑ってしまいます。シンプルな繰り返しが小さな子どもにも分かりやすく、大人も一緒に楽しめる内容です。

挿絵について

「3びきのやぎくん」の挿絵は、シンプルながらも力強い色使いと表情豊かなキャラクター描写が印象的です。特にトロルの迫力ある表情と姿は物語の緊張感を見事に伝えています。また、背景の淡い色彩とやぎたちの鮮やかな色のコントラストが登場キャラクターを引き立てる効果を生み出しています。

絵の線は柔らかさを持ちながらも動きが感じられ、特にやぎたちが橋を渡るシーンやトロルとの対決の場面は、子どもたちの興味を引きつけるダイナミックな構図です。また、自然の描写が豊かで草原や川の流れが物語の舞台設定をリアルに感じさせます。

全体として、物語を視覚的に支える挿絵の魅力が存分に発揮されており、読み手が物語に引き込まれる要因の一つとなっています。この絵本の挿絵は、子どもだけでなく大人にとっても物語の楽しさを倍増させる素晴らしい要素です。

絵本の対象年齢

3歳から小学校低学年向け。簡潔な文章とリズミカルな展開が、小さな子どもたちにとっても親しみやすい一冊です。

教育的効果

  • 知恵と勇気を学ぶ
    小さなやぎが知恵を使い、大きなやぎが勇気を見せる展開は、子どもたちに自信と挑戦する力を与えてくれます。
  • チームワークと順番の大切さ
    3びきのやぎが役割を分担しながら行動する様子は、協力や順序の重要性を教えてくれます。
  • ユーモアを楽しむ心
    シリアスな展開の後に訪れるコミカルな結末は、物事を楽観的に受け止める力を育てます。

読み聞かせのポイント

それぞれのキャラクターに声色をつけることで物語の臨場感を演出しましょう。トロルの迫力ある低い声や、やぎくんたちの大きさによる声の違いを意識すると子どもたちの興味を引きつけられます。また、「次に何が起こると思う?」と問いかけながら進めることで、子どもたちの想像力を刺激できます。

まとめ&あおぱぱチェック

『3びきのやぎくん』は、子どもたちに知恵や勇気を伝えながらスリルと笑いを同時に楽しめる絵本です。親子で読み聞かせを通じて、やぎたちの冒険をぜひ一緒に楽しんでみてください!

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