「思い出の木を守るため、ひつじたちが大奮闘!子どもと一緒に笑いと感動を味わえる絵本」
NHKEテレでもアニメが放送されている「ひつじのショーン」の絵本です。
寒い冬の朝、木を切るために出かけた牧場主。ところが、その木はひつじたちにとって大切な遊び場だったのです。自由な時間を楽しむショーンたちが、木を守るために繰り広げる大冒険。親子で笑顔になれるこの絵本は、大切なものを守る気持ちや思い出の価値を優しく伝えてくれます。

ショーンたちのチームワーク、見ていてほっこりするね!

子供の頃の思い出って、大人になっても心に残るんだなって感じたわ。
子ども達もアニメをよく見てるわ。
あおぱぱ評価(あおぱぱの独断と偏見による感想です)
- ストーリーの面白さ (9点): 子供も大人も楽しめる冒険とユーモアに満ちたストーリーです。
- イラストの魅力 (8点): シンプルでユーモラスな挿絵が、子供たちの興味を引きつけます。
- 教育的要素 (9点): 自然の大切さや協力の大切さを教える内容になっています。
- 年齢適性 (10点): 3歳から8歳の幅広い年齢に対応し、親子で楽しめる内容です。
- 再読価値 (9点): 読むたびに新たな発見があり、何度でも楽しめます。
作品の情報
書名:ひつじのショーン おもいでの木
著者:アードマン・アニメーションズ 原作/アンディー・ジェインズ 絵/なか ようこ 文
出版:金の星社(2016年8月初版)
ページ:32ページ
あらすじ
寒い朝、牧場主は薪が足りないことに気づき木を切りに出発します。牧羊犬のビッツァーと共に木を探しに行く牧場主を見送ったショーンたちは自由な時間を満喫します。
彼らの遊び場である大きな木で楽しいひとときを過ごしますが、牧場主が帰宅してその大切な木を切ろうとしていることに気づいたショーンたち。木を守るため彼らは知恵を絞り作戦を決行します。果たしてショーンたちは、木を守り抜けるのでしょうか?
絵本の感想
この絵本は、ひつじのショーンたちが木を守るために知恵を振り絞り、力を合わせて奮闘する姿が微笑ましい作品です。物語を通して自然の大切さや思い出の価値が優しく語られています。また、木を切ろうとする牧場主が子供の頃の思い出に気づき、その大切さを再認識するシーンは感動的で親子で一緒に読んで深い共感を得られるでしょう。
挿絵について
この絵本の挿絵はNHKEテレで放送されているクレイアニメーションの立体感とは違い、力強いタッチでショーンたちが躍動感たっぷりに描かれています。特にキャラクターたちの豊かな表情とコミカルな動きが物語の楽しさを引き立てます。木々の緑が鮮やかに描かれており、白黒のキャラクターとの対比が美しく目を引きます。子供たちの心を掴む可愛らしいタッチが満載です。
絵本の対象年齢
3歳から8歳向け。言葉が分かりやすくシンプルなストーリー構成なので小さな子供でも楽しめます。また、大人も楽しめるユーモアがあり親子での読み聞かせにぴったりです。
教育的効果
- 自然の大切さ
物語の中でショーンたちが大切な木を守ろうと奮闘する姿が描かれており、自然を大切にする気持ちを育みます。 - チームワークと協力
ショーンたちが力を合わせて作戦を実行する様子は仲間と協力することの大切さを教えてくれます。 - 思い出の価値
牧場主が子供の頃の記憶を思い出し、大切なものを守ろうとするシーンは思い出が心の中でどれほど大切なものかを伝えています。
読み聞かせのポイント
子供と一緒にキャラクターの声を真似しながら読んでみるとさらに楽しさが増します。ショーンたちが作戦を練るシーンでは、子供に「次にどうすると思う?」と問いかけて想像力を引き出しましょう。
最後に木が守られるシーンでは、「あなたが大切にしているものは何?」と聞いてみると子供の心に残る対話ができます。
まとめ&あおぱぱチェック
大切なものを守るために立ち上がるショーンたちの姿は、子供たちにも自然や友情の大切さを伝える素晴らしいメッセージです。この絵本を親子で楽しむことで日常の小さな幸せや思い出の価値について話し合う良い機会になります。ぜひ、寒い季節の夜に家族でこの温かい物語を楽しんでみてください。お子さんとの素敵な時間を過ごせること間違いなしです!
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